論点整理(素案)に見える学校の現状

 小中学校にクラスには実に多様な生徒がいる

令和7年9月5日中央教育審議会教育課程企画特別部会が学習指導要領改訂に向けて出した論点整理(素案)では、「どの学校でも、多様な個性や特性を有する子供がいることを一目でわかる図で示している。

不登校の生徒は中学校でクラスに2.7人、不登校傾向のある生徒は4.1人いる。学力が低い傾向が見られる生徒は15.7人でこれだけでクラスの過半数に達する。

学校がなければ現代社会は成り立たない・機能しない、どんな学校をつくるのか?

 「好き」を育み、「得意」を伸ばす・・いい言葉だと思う。好き・嫌いなどに関係なく学ぶところが学校だ・・そんなイメージが「義務教育学校」という響きからは長い間拭いされなかった。

私たちのフリースクールが担っている教育は現在、この「好き」を育み、「得意」を伸ばす・・ここの部分だと思う。多様な生徒が40名もひしめく教室では、緊張してしまって自分本来の「好き」も「得意」も表に出せない生徒たちの自己実現をご家族と共に目指している。

学校に行かない生徒たちが、「当事者意識を持って、自分の意見を形成し、対話と合意ができる」・・その場面は、自分の進路希望を見出すときだった。生徒たちがご家族の願いを聞き、自分の想いを語る。それを助けるのはフリースクールの私たち。

ご家族と生徒は、最後に中学校の先生との面談に臨む。自分の希望をご家族の傍で先生に語り、理解してもらう。学校に毎日通って、授業に出席して宿題をこなす生徒には簡単にできることだけれど、不登校を経験した生徒には、そそり立つ岩壁によじ登るくらい難易度が高いことだ。

この現状では、しばらく私たちフリースクールも出番が続きそうだ。自らは不登校の生徒たちと歩みつつ、学校教育の改革がうまくゆくように願っています。