代表 廣瀬祐司(Hirose Yuji) 

大阪府立西成高校教諭 1984年4月〜1988年3月、大阪府立島上大冠高等学校(大冠高等学校)教諭 1988年4月〜2000年3月、大阪府立茨木高等学校教諭 2000年4月〜2011年3月、大阪府教育センター指導主事 2008年4月〜2018年3月、大阪国際滝井高等学校教諭 2018年4月〜2022年3月、大阪国際中学校高等学校教諭 2022年4月〜2024年3月。 

理科(主に生物・化学)と国際バカロレアDPプログラム Environmental systems and societies、 英語による理科イマージョン授業、「総合的な探求の時間」の地域探究・防災プログラム開発も担当しました。

高等学校教員・指導主事として勤めながら、さまざまな研究・活動に従事

1998年〜2019年:日本生態学会生態学教育専門委員として、小・中学校、高等学校を通した生態学教育の教育普及活動に従事。小学校高学年、中学生、高校生を引率して大阪湾・和歌山県天神崎で臨海学習を実施。

SANYO DIGITAL CAMERA

2011年〜2018年:大阪府教育センター指導主事として、京都大学と「多様な学習成果の評価手法」について、大阪教育大学と「小中学校の理科教育の課題」についての共同研究および、大阪市立自然史博物館との「小学校の理科学習支援」についての共同研究に従事。理科の探究学習・野外実習を実施することで、生徒ひとりひとりに自信をもたせ、ついには学校全体を立て直した現場にいました。

2012年〜2015年:教育学領域の研究(教科教育学)での基盤研究(C)24531227 の研究代表者として、「博物館と連携したPISA型学力養成の方法論に関する実証的研究」に従事。研究歴・出版論文はhttps://www.linkedin.com/in/yuji-hirose-a5b9b5131/を参照してください。

教育学の専門家と議論を重ねると、探究的な学習を行うことで支援を要する生徒も特別な配慮を受けることなく、自然な形で集団での学習が成立することを知りました。だから、不登校の生徒を出さない学校というのが実現可能ではないかと心の底から思っています。

フリースクール設立を思い立つまで

新型コロナウィルス感染症の5類以降から、すでに1年と少しが経過し、多くの学校でも以前のような入学式・卒業式、体育祭・文化祭が復活したように見えます。けれど、何かが違う・・・・学校に行きたい、だけど「学校に行くことがしんどい」生徒が増えているという事実です。

「フリースクール」という言葉は、不登校の子供に対してのみ、学習活動・教育相談・体験活動の提供を行う場所を示すとらえられがちです。けれど、学校・フリースクールは二者択一ではなく、互いに補う関係になれるはずです。学校に行くのがしんどい(不登校・苦登校)生徒を週末に受け入れ、元気になるまで充電し、在籍する学校に向かってもらおう!それが「週末だけのフリースクール」Weekend Academyの設立趣旨です。

学校で勤務している先生方は限界近くまで働いています、教育相談担当者も目一杯頑張っています。けれども不登校の生徒たちの数が減らない・・・・学校だけの力でも、家族の努力でも対処しきれない・・・これが現実だと思います。教育の現状をよく理解して、不登校・苦登校の生徒と暖かく接することのできる第三者になろう!このように考えて、学校と補完しあえるフリースクールを開設しようと思い立ちました。

サポートスタッフ 幹子(Mikiko) 

中学校教諭一級普通免許状(国語)と高等学校教諭二級普通免許状(国語)を持ち、公立高校3校、私立高校1校に勤務した経験があります。司書資格と剣道二段を取得しています。語学については、中国語検定3級合格、スペイン語検定3級一次試験合格と挑戦を続けてきました。その中で、「星の王子さま」スペイン語版 El Principito をオンラインで世界をつないで3年かけて輪読・読破したこともあります。近年は「歴史を楽しむ会」会員となり、近畿圏の史跡を現地で踏査しながら、会誌を執筆しています。子育てを経験した女性という立場で皆さまをサポートします。