不登校生徒35万人の現状
長年高校で教えてきて感じること
開き直ることのできる生徒が少なくなっている。「自分は勉強できないけど、クラブのために学校に来ている」、そんな風に臆面なく自己主張できる生徒が減っている。
学校から出された宿題を仕上げて提出して、日々の授業に「形だけでも」ついてゆく・・・、そんな生活をしてきた生徒が多いのではないか?といぶかることがある。起立性調節障害がぶり返してきた、またしんどくなりそう・・そんなことを呟いてくれる生徒もいる。
私はアホだから・・と、話を切り出す前に言葉にする生徒もいる。「そんなこと、言う必要ないやろ」と応じる。ぺーパーテストで測れる学力は、本当の学力のほんの一部にしか過ぎないことは教育学の専門家の間では常識だ。
一方で、不登校になることなく、中学校から高校へ、そして大学へ進学して就職した若人が、どうしょうもなく仕事ができない、報告・連絡・相談の基本もできない。
学業成績・偏差値以外に個人の価値を見出せない?
社会人が出身高校を語る時に、その高校の偏差値が話題に昇る・・・どれくらいの人かそれでわかる?高校生に先生の偏差値はいくらくらいだった?と聞かれて、これは・・模試の偏差値を聞いているらしいとわかるまで時間を要した。そんな時代だから、しんどくなるのかな。
高校時代なんて、思いっきりアホなことをしていいよ!大学入試に失敗したら浪人してもいいやろ。そもそも行きたい大学だあるから受けるだけやろ。偏差値やなくて、魅力のある大学を選びなさいよ!
在籍生徒の3.9%が不登校である
不登校の小中学生が、2024年度は過去最多の35万3970人だったことが文部科学省の調査で明らかになりました、増加は12年連続です。
新たに不登校になった子は約1万1千人減り、前の年度から不登校が続いている子の割合も減りました。にもかかわらず、不登校の全体数が減る水準には至りませんでした。
