子どもが「学校休みたい」と言ったとき
フリースクール全国ネットワーク:登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク:多様な学びプロジェクトの共同声明(2025年5月7日)より転載
(1)子どもが「学校休みたい」と言ったときに登校を強いない。まずは休ませてください。
○「学校休みたい」と言われた大人も不安になるでしょうが、理由を問い詰めたりせずに「子どもの命を守る」という意識でまずは休ませてください。国が定めた教育機会確保法の第十三条でも子どもの「休養の必要性」が明記されています。子どもが「学校を休みたい」と言ったときこそ、休養が必要なときだと認識してください。
(2)家庭がまず安心できる居場所であるようにしてください。
○学校に行かないことに対し将来や成績などに対する不安を煽ったり、ゲームやスマホなど子どものものを取り上げるなどの対応は親子関係を悪化させることにつながります。
(3)親の不安を吐き出せる安心できる場を確保してください。
○親の不安は同じ悩みを持つ親同士で出し合うことで軽くなります。どうか、近くの「親の会」に不安を話してください。わかりあえる人と出会えると思います。
(4)相談は複数の機関にすることをお勧めします。先生方からの相談もお待ちしてます。
○不登校に関する相談も、その子どもその家庭で要因や背景等様々です。一ヵ所の相談結果を鵜呑みにせず複数の機関に相談して自分にあった相談先を見つけてください。
○不登校の相談で高額な料金を請求するところや、不安を煽ったり決めつけたアドバイスをしたり保護者をも追い詰めるような対応をするところがあるのでご注意ください。
(5)学校の先生方へ 子どもたち、親たちの気持ちにご配慮よろしくお願いいたします。無理な「学校復帰」「登校」の促しはお辞めください。
〇学校に行けなくなって一番辛い思いをしているのは子どもであり親です。甘えや怠けという見方ではなく、むしろ「学校に行きたくない」と親に言える親子関係であることを評価していただけたらと思います。
私どもWeekend Academyでは、営業日・時間に関係なく不登校についての相談を受けています。地元で活動されている親の会を紹介することもできます。
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